コメントについて・・・

GoogleブラウザのChrome推奨。
旧ホームページよりの再録記事について・・・山口県の滝情報は「【蔵出し】滝コンテンツ」、他県の滝情報は「【蔵出し】滝アーカイブ全国編」または「滝巡り(エリア別)」から、 日本一周記は「【2003年日本一周記】まとめページ」を右サイドcategoryより選んでください。
コメント投稿は失敗しやすいので うまく投稿できない場合は「匿名」を選び コメント文に名前を記入していただければ幸せます(=゚ω゚)

2017年8月4日

(再録・日本一周記059)2003/09/02・陸中海岸国立公園を走る!

(第59日目)青森県横浜町~六ヶ所村~百石町~階上町~岩手県野田村~普代村~岩泉町~田老町


横浜町の道の駅「よこはま」を朝5時すぎに起床・・・コーヒーなどを頂きHPを作成し、朝8時に出発。今日からいよいよ本州太平洋を南下するルートだ。



まずは六ヶ所村の原子燃料リサイクル施設などを横目に見ながら車を走らせることに・・・

このあたりは原子力で有名なところなんだが 湖も点在して風力発電の風車もクルクルまわっているし のんびりとした良いところだな。
道路とか運動公園とか、こう言っちゃなんだが不相応に立派な建物がぽつぽつと建てられているな。それもこれも原発の恩恵というか リスクに対する見返りというか・・・

わしはこういう形の町おこしもアリだとは思うが やはり足を踏み入れると「むぅ・・・」と思うものがあるなあ。

富山の黒部ダムなんかを実際に見ると 「おお、立派立派♪」とはしゃいでしまうわけだが 原子力関係もやっぱり科学と技術の粋を集めた立派なものには違いないんだが、どうしても「見えないものへの恐怖」というものが頭に浮かんでしまうからな。

そう思うと丘の上に無数に建てられてクルクル回っている風車も 「我々は環境にも充分配慮してますよ~」という 単なる宣伝というかカムフラージュの類に見えてしまうのだ。

自分の住む町がこういう形で発展しようと考えていたらどう思う?と聞かれたら やっぱり「いやだ」と言うだろうな。理由は「なんとなく」とか「嫌なものは嫌」というレベルなんで 原発推進派などがデータや資料を持ち出して科学的に安全性を理論展開したら言い返せないとは思うんだが 「未知のものへ対する恐怖」ってのは やっぱり誰でもあるんじゃないのかな?

ま、難しい問題だから あんまりわしなどが軽口を言わない方がいいんだろうな。



・・・なんてことを思いながら進んでいると 何時の間にか三沢市を通り越しちゃったな。ちょっと航空基地などが見てみたかったんだが・・・まあいいや。

百石町に差し掛かると「日本一の自由の女神」などという怪しげな看板が目に入って 無意識に体がピクッと反応してしまう。

むぅ・・・・こんな東北の片田舎で「自由の女神」というだけでも違和感バリバリなのに その上「日本一」とは・・・これはぜひとも見ておかねばなるまいッ!!

*********************************

「・・・・・。」

確かに自由の女神だな・・・。道路の街灯に「ナニャドヤラ街道」などという旗が飾られているから もしかして新郷村の「キリストの墓」と同じような「ミステリーくくり」かと思ったが・・・ 

解説を見てみると どうやらこの百石町は北緯40度40分に位置し、緯度で言うと自由の女神のあるニューヨークと横並びの関係らしい。で、それを記念して(?)この公園に自由の女神を建立したそうな。

・・・・・・まあ いいけど・・・

しかも「4」という数字にこだわって 本家ニューヨークの自由の女神の4分の1のスケールで作られたらしい。どうせなら4倍のスケールで作ればいいと思うんだが やっぱり日本人は控えめでつつましい性格だからな・・・
とにかく この百石町の自由の女神は 全国のパチンコ屋に建てられている数ある女神達を押さえてNO.1の座に君臨しているわけだ。「4」じゃなくて「40」にこだわっていたら日本最小も狙えたかもしれないぞ。

そのほかにもこの町には「日本一の大銀杏」とか「大山将棋の記念館」とかがあるみたいだが あんまりわしの琴線に触れなかったんで却下。早々に立ち去ることに。





八戸市でネット接続が可能な状況になったんでHPアップとメールチェックを行い、ふたたび国道45号の南下を開始。

ここいらで腹がすいてきたんで 青森県最後の道の駅、「はしかみ」に立ち寄る。ここのレストランで「いちご煮」なる郷土料理に興味があったんだが 単品で800円という価格に断念。
サンプルを見る限りでは それだけで空腹が解消できるシロモノではなさそうだし、「いちご煮定食」(1500円)は夕飯ならともかく昼飯には手が出ないな。この定食でも主役の「いちご煮」は 単に「汁物」という扱いで主役は天ぷらに奪われているし・・・

諦めて道の駅を離れ コンビニでとりあえず空腹を紛らわせるやきそばパンを購入して済ませる。



午後1時頃、岩手県に突入。 う~ん、長いこと北海道にこもっていたから 陸地を走りながらの「県境越え」の感覚も久しぶりだな・・・

さっそく岩手県の情報を集めるべく、野田村の道の駅「のだ」に立ち寄る。ここはJRの「陸中野田駅」と駅舎を兼ねているみたいだな。

「道の駅のだ」に併設されているレストラン「ぱあぷる」の一押しメニュー、「ぱあぷるラーメン」(1000円)を注文。普通のラーメンは400円だったと思うが かなり思い切った選択だったな・・・わしが一杯1000円のラーメンなんて喰うのは初めてじゃなかろうか?
塩味をベースに ほたて、わかめ、つぶ貝、かき、うに、えび、まつもなど 海の幸があれこれ入った一品。ウニとカニはいらないから700円くらいにまけて欲しかったが・・・

でもまあ美味かったな。一番人気というのもわかるわ。カニが入るとはメニューの内容に書かれてなかったんで知らなかったんだが 少しだったんでアレルギーも出なくて助かったぞ。


普代村というところに入ったあたりで国道45号から海岸線を走る県道44号に向かう。この辺りから海岸線は「陸中海岸国立公園」というリアス式の断崖が続くのだ。

まずは「黒崎」というところの展望台。そうとう高いところから海を見下ろす形になるが遥か彼方まで続く海岸線が綺麗だな。久しぶりに本州の海岸線を見たような気がするな。やっぱ本州は東北でも山口県でも なにかどこかに共通したものがあるよなあ。

たぶん本州と言う島を作っている岩石が一緒だからだろうな。 と、いうより、沖縄と北海道が違いすぎるのか?
次はこのあたりの海岸線の一番人気の景勝地、田野畑村の「北山崎」

いくつもの洞門と奇岩が果てまで続く様が一望できる なかなかの眺めだ。高度が高すぎてアレだが 下の展望台まで階段を200M下りるのは行くのがカッタルいんで・・・戻ってくるのはもっと辛そうだし・・・

もっと良く見るには やっぱ遊覧船を使うのが一番いいみたいだな。


ここで海岸線を離れ 内陸の山の中にある岩泉町へ。ここには山口県の秋吉台、高知県の龍河洞に並ぶ3大鍾乳洞の一つ、龍泉洞があるのだ。

この辺りにはその他にも安家洞、氷渡洞などいろいろ鍾乳洞はあるみたいだが 全部回ってもキリがないし、やっぱり「3大」といわれれば押さえておかないとなあ。

これが三大鍾乳洞で天然記念物、「龍泉洞」の入り口。このあたり一帯がカルスト地形らしいんだが はたからみると余りそういう感じもしないな・・・

とりあえず入場料1000円払って入ってみよう。ちなみにこの入場券は道路の反対側に新しく発見された「龍泉新洞」の共通入場券になっているぞ。
どちらか片方だけ見ると言うことは言ってはいけない我侭みたいなんで 強制的に両方を見学だ!
うぅっ!中は「ひんやり」どころか異様に寒いぞ!!

龍泉洞の特徴は 中に巨大な地底湖をたたえている、ということだろうな。遊歩道も湖の上に掛けられた橋をわたるような場所がいくつかあるぞ。

現在はまだ調査の真っ最中だが確認されているもので深さは120M、透明度は41M超で世界一だとか。確かに水深30数Mの第一地底湖などはブルーな水のなかに湖底がしっかり見えるぞっ!

でもなんで日本人はこういうところに小銭を放り込みたがるんだろうな?湖に捨てるくらいならわしにくれっ!
こちらは「龍泉新洞」。まだまだ調査中で見学コースも短いんだが 一部にはこのように麻原尊師に似た人形を置いて博物館としても公開している。

昔はここに縄文人が住んでいて 土器なんかも発見されているらしいぞっ。

ちなみにこの龍泉洞の地底湖の水は 透明度世界一を誇るだけのことはあって名水100選にも選ばれているぞ。

洞窟の入り口にある飲料水は その地底湖の水をくみ上げたものらしい。冷たいし 鍾乳石でろ過された地下水はカルシウムをたんと含んでいるんで美味いぞっ!

こりゃ昨日買ったローソンオリジナルの1L 98円の安いウーロン茶など飲んでいる場合じゃないな。 早速 水筒の中身をこの名水に入れ替えねばっ!(昨日買ってまだ残っていたウーロン茶だし・・・)

龍泉洞を見た後に立ち寄った道の駅「いわいずみ」で購入した「どんぐりメロンパン」(130円)。

岩手県に入ってから目立つようになってきた どんぐりを使った特産品の一つ。その他にも「どんぐりアイス」とか「どんぐりラーメン」とか さまざまなバリエーションがあるんだが このメロンパンも粉末したドングリを生地に練りこんで焼き上げているらしい。

そりゃそうと ドングリなんて食って大丈夫なのか?

「ドングリで思い出したが だいぶ前に”いんぐりもんぐり”ってグループがいたっけなあ・・・」

・・・などと どうでもいい事を考えているうちに 日も沈みかけてきたぞ。
これから先は浄土ヶ浜、とどヶ崎なんだが 本州最東端のとどヶ崎は道路から40分くらい遊歩道を歩くらしい、という情報をもらったんで 明日にしたほうが良さそうだな。

今日は近くの道の駅まで進んで そこで飯を食って寝ることにしようかのぅ・・・・・・・・・。

 「・・・・。」

・・・・なにやら少々 引っかかるネーミングの道の駅だが 今日の車中泊はココで取る事にしよう。
「たろう」という名前を目にしていると何故か無性にイカが食いたくなったんで 夕食は「イカの生姜焼き定食」(800円)などを頂くことに。


飯を食った後 車の中でノンビリしていたら 夜の7時には意識を失ってしまい そのまま就寝。

明日は まずは海岸を攻めるけど そのあとどうするかな?
やっぱ安比とか早池峰山とかの山の方も捨てがたいんだよなあ・・・。タダの露天風呂、無いかなあ・・・。


今日の一枚・・・
三陸海岸国立公園の奇岩 「熊の鼻」  ヽ(´ー`)ノ

走行距離278K
出費金額目覚めのコーヒー・・・120円
パン・お茶・その他・・・501円
ぱあぷるラーメン・・・1000円
龍泉洞・・・1000円
どんぐりメロンパン・・・130円
イカの生姜焼き定食・・・800円
計・3551円

0 件のコメント:

コメントを投稿