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2017年11月16日

(再録・日本一周記106)2003/10/19・びわこ注意報!

(第106日目)滋賀県近江町~木之本町~新旭町~高島町~大津市~京都府京都市



んむぅ~、、、今日のタイトルの元ネタが判る人が 果たして何人いることやら・・・



朝5時に眼を覚まし、寒さに震えながら日が出るのを待って 6時に近江町道の駅、「近江母の郷」を出発。

寒いとどうしても熱いコーヒーが恋しくなって それでコンビニなんかに行くと ついでにあれこれ手を出してしまうクセは控えるようにしないと痩せないよなあ・・・今日もまた腹もすいてないのにパンなどを買ってしまったぞ。ふふぅ。

今日は琵琶湖を一周ぐるっと回る事くらいしか考えてなかったんだが 地図を見る限り 湖を一周回ったところで特に何があるというわけでも無さそうだな・・・とりあえず一枚くらいはマトモな琵琶湖の写真を撮らなければならないんだが、湖畔から普通に撮影しただけでは単なる静かな海を撮っているみたいだな・・・なんせ大きすぎるわ、琵琶湖・・・。

できるだけ良いスポットを求めてウロウロしていたんだが 夜間通行止めの「奥琵琶湖パークウェイ」の入り口ゲートがちょうど開いたんで ヘラヘラ走ってみたぞ。

見事に逆光・・・
これは太陽が雲に隠れた時に月出峠とかいうところで撮った写真だが、やっぱ琵琶湖はでかいのぅ。

このあと琵琶湖の風光明媚な場所として地図に名前が書かれていた「海津大崎」とか「近江舞子」とかも車で流してみたんだが、なんか今ひとつパッとしなかったしな・・・
これは琵琶湖の陰に隠れて 今ひとつメジャーになれない湖の「余呉湖」。この峠からは表の琵琶湖と山の裏に隠れている余呉湖の両方を一度に見ることができるぞ。

う~ん、今は季節もいいから 琵琶湖も青く輝いて綺麗なんだが、車に乗って流しているだけだと やはりこのまま琵琶湖をグルッと回って滋賀県を終えてしまう、というパターンになってしまうのかな?

「何か面白そうなスポットは無いか」を探すためにコンビニや道の駅などに立ち寄って地図を見て一人会議で検討した結果、滋賀県には比良山山系の武奈ヶ岳というところに「日本の滝百選」の「八淵の滝」なるモノがあることが判明。

琵琶湖だけ見ているのも飽きてきたんで また山に行ってみるかな・・・

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琵琶湖から高島町の内陸部に入ると さっそく「八淵の滝」の看板が「ガリバー旅行村」なる施設の看板と並んで ぽつぽつと道路で見かけるようになってきたぞ。おそらくこの「ガリバー村」とやらと「八淵の滝」は同じ方向にあるんだろうな。

・・・と、いうより 武奈ヶ岳の登山口に「ガリバー村」があって 滝はどうやらこの敷地の中、というか駐車場のゲートを通過しないと辿り着けないみたいんだが・・・

この「ガリバー村」はキャンプ場や星の観察、自然の中で遊ぶための施設やハイキングなど、自然休暇村みたいなトコみたいだな。よくある(バブルのときに無計画に建てられて 今は経営の危うそうな変なテーマパーク)とは少し違うみたいだ。

いちおう話を聞くと この駐車場に止めて40分も山道を歩いていけば とりあえずは「滝」の一つにたどり着けるらしい。「ガリバー村」の自然遊歩道みたいな扱いなのかな?とも思ったが それよりもここに車を止めさせることで 無造作に山に立ち入ろうとするキャンプなどのアウトドアの車や オフロードバイクなんかを制限しているみたいだな。

適当に整備された遊歩道を歩くこと 約10分・・・どうやらココからが滝の(と、いうか 登山のための)遊歩道らしいな・・・

「八淵の滝」は名前のとおり 八つの淵から成り立っている滝の総称だ。滝の見学の仕方によってA~Eの5つのコースがあるらしいんだが 一番最初の「魚止めの滝」を見るのが一番きついコースみたいで 初心者には迂回路を通って「大摺鉢」なるコースまで行って そのままUターンして帰るのがオススメらしい・・・

まあ この滝のメインは大摺鉢の次にある「貴船の滝」とかいう奴みたいなんで それは何とか努力と運に任せてでも拝まないと。「魚止めの滝」や「障子の滝」なんかは帰りに見れたら見るようにすればいいか。

例によって山に来たものの 相変わらずのハイキング気分で それなりの登山道具や装備など一切持ってない身分だからな。ふふふ・・・

さすがにお子様でも安心の初心者コースだけあって 多少のアップダウンはあったものの それほど労も無く「大摺鉢」とやらにたどり着いたぞ。40分きっちり山道を歩いたがな。

岩に書かれた古代象形文字のようなものは 大正時代にここに来た当時の知事さんが書き残したものなんだとか。

「八徳」と書かれているらしいが これが「知事」という立場のある人の所業じゃなかったら ヤンキーが去ったあとの商店街のシャッターやコンクリ壁にスプレーでかかれる妙な文字や絵と レベルは変わんないような気がするな・・・

ここで普通の初心者は引き返してしまうんだが やはり滝を観に来た以上、メインの「貴船の滝」は見ておかなくてはなるまい。

で、岩をつたいながらヒーコラ進んでいくと すぐに「貴船の滝」が見えてくるぞ。

ここまでくるともう少しなんだが なんせ日曜日なんで気軽にハイキング気分でやってきたオバチャンなんかがいて進むのが遅いぞ。山をナメてんじゃないか?

まあ 足元が悪いのは確かなんで遅いのは仕方ないんだが・・・(それに他人に「山をナメてる」と言える立場じゃないしな・・・)
しかし ここでノロノロしているようでは この先に待ち構えている更に凄い道を見たとき どう思ったんだろうな?

これが「日本の滝百選」で滋賀県唯一のエントリー、「八淵の滝」のメイン、「貴船の滝」だっ!!

お~っ!それなりに立派なのは認めるが それよりも横の岩をヒーヒー言いながらロープ伝いに登っている人が気になって仕方が無いんだが・・・

これが「八淵の滝・遊歩道」の初心者コースのなかでも 険しさのハイライトとなる「鎖とロープによる岩越え」の部分だな。

・・・って、いうか これ 本当に初心者コースか?


この旅を通じて幾つもの山や渓谷を歩きつづけ、初心者と呼ばれるにふさわしい実力を身につけ 自ら「登山の名誉初心者」を名乗るわしだが さすがにこの岩登りは唖然とするものがあるな・・・

なるほど スリッパや滑りやすい靴、準備不十分な状態での入山は止めろ、と書かれている訳だが、ここを越えないと最後の滝、「七偏返しの滝」を拝むことができない。ここは頑張って進むしかあるまいな。

ちなみに右の画像が キチンと撮った「貴船の滝」だ。

ま、このデッカイ岩を越えた後は 特に厳しいコースがあるわけでもないんで楽なんだが、岩越えのインパクトがすごくて 肝心の滝に関してはあまり印象がないなあ・・・

たしかこの画像が「七偏返しの滝」だったと思うが 全体を入れるために思いっきり下がって撮ったら デジカメでは遠近感というか大きさが上手く表現されないんで なんだかよくわかんない一枚になってしまったな。(しかも それをさらにリサイズしているし・・)

このあと、「折角だから」と妙な色気をだして 「中級者以下の人は入山を控えてください」と書かれた「障子が淵・魚止めの滝」コースを歩いてみたんだが、なるほど 初心者コースですらあのレベルなんだが「さすが中級コース」という内容だったぞ。うっかり足でも滑らしたら この旅行記は滋賀県で終わっていたかもな。

そんなコースなんでカメラを構える余裕も無かったし、だいいち「木陰で薄暗い しかも飛び散る水の近くで滝を撮る」、という環境でデジカメを使ったんで ほんとにロクな写真がないぞ。

左の写真は魚止めのコースの出口。(わしはココから入っていったが・・・) この写真ではよく判らないと思うが じつはこの画像は上から真下を見下ろした絵だ。ほぼ70度くらい?の斜面にロープが一本垂れている 非常にシンプルな形の遊歩道だ。(「遊歩道」じゃないだろう・・・)

右の写真が「魚止めの滝」。一番規模はちっちゃいみたいだが そのくせ岩に囲まれていて難易度は高い滝だぞ。

いや~ それにしても滋賀県でこんなに渋い山登りをするとは思ってなかったな・・・。







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下山して再び琵琶湖湖畔に戻った時には ちょうどお昼も回ったんで、ここいらで昼飯などを食うために 大津市道の駅「琵琶湖大橋 米プラザ」に到着。

ここは駅名にもあるように「米」の普及、宣伝のための建てられたホールに道の駅の機能を持たせたものだ。 琵琶湖大橋のたもとにあるんだが、さすがに休日だけあって行楽客でごった返してるぞ。

右の写真はココで食べた「鴨葱うどん」(700円)。「鴨葱」と言いながらネギが微々たるモノだったのがマイナスだな。(←ネギ好き)
ちなみにココのレストランのうどんは全て 米から作られているぞ。さすが米プラザ。

大津市でホームセンターを見つけたんで 今後のためにフィルムの3本パックを購入して補充。この旅ではデジカメのほかに「親にもどんなところに行ったか見せるために」わしの醜態を晒してないマトモな風景を フィルムでも残すようにしているのだ。

いざとなったらデジタルより頼れるのはアナログだからなあ・・・それにしても今まで撮りためたフィルムを現像に出すだけで数万円飛びそうな気がするんだが・・・



もう琵琶湖も一周して 滋賀県もこれまでかな?と思ったんだが、大津市の上のほうに比叡山があることを思い出す。
なんか「比叡山」って京都にあったようなイメージなんだが、地図を見ると どうみても滋賀県エリアなんだよなあ・・・

あとで確認したことなんだが 比叡山そのものは間違いなく滋賀県なんだが 比叡山山頂の駐車場に入る手前に突然 「京都府」の看板が登場するわけだ。

もともと京の都の鬼門を押さえる目的で建てられた寺だから 実は京都なのかもしれないが、いちおう延暦寺でもらったチラシには住所が「大津市」となっていたんで 滋賀県にある、ということで良いんだろうな。もしかして やたら敷地がでっかいから 両県にまたがっているのかな?

まあ、それは良いんだが とりあえず比叡山はここで回っておこう。京都はただでさえ神社仏閣が多いんで 入山するのに有料道路かケーブルカーに乗ることが絶対条件の比叡山は 京都の寺社巡りの一環としては(金が掛かるから)恐らく近づきもしないだろうからな。

大講堂
根本中堂


文殊楼
いやー、でっかいな、比叡山・・・山を丸ごとだから当然か。

ここの参拝チケットで比叡山の東塔、西塔、横川の比叡山3エリアの全てが見れるわけだが、この3エリアはそれぞれ数キロづつ離れて存在しているらしい。

時間も無かったし 全部見て回るには山を縦断しているドライブウェイを専用シャトルバスを利用するか、もしくはチェックポイントを通過するたびに通行料金が加算されるしくみになっている乗用車での移動かのいずれかになるんで わしは山頂の東塔を見学しただけで止めておいたぞ。
折角チケットを買って 途中までしか拝観しないのは勿体無いような気もしたが、もともとわしは天台宗じゃないし・・・(とかいいながら 大乗仏教なんで大体の宗派はココに絡んで来るんだがな・・・)

時間を潰そうと思ったら ここだけで一日充分過ごすことが可能だ。パネルで展示されている最澄上人の物語と 比叡山に入山した高僧たちの物語を読むだけでも小一時間かかるからな・・
建物はどれもこれも重要文化財、あるいは世界文化遺産だったりするんで 相変わらず内部は撮影厳禁なんだが、いちおうココのメインは真ん中の「根本中堂」みたいだな。いやいや、立派じゃのぅ~。

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ふたたび大津市の琵琶湖の湖畔まで戻り、国道161号から1号線に乗り換え 滋賀県を後にして京都市内へ。実はわしは母方の親戚が京都にあるんだが 今日はおばさんの家に御厄介になることにしたのだ。

わしが大学生で大阪に下宿していたときは 何度か立ち寄っていたんだが 関東に就職してから今までほとんど寄り付かなかったしなあ。もっともサラリーマン時代には そんな時間もなかったし。

今のわしの まるで山伏のような風貌を親戚のおばさんに晒すのも多少の抵抗はあったんだが、時間が有り余って放浪しているのに 近くを通りかかって顔も出さない、では 親戚の間で水臭いとか冷たいとかなんとか言われそうだしな・・・。それに先日伯父さんが亡くなった時も結局お葬式に出なかったし、やはりここは仏壇に手を合わせておかないとマズかろう。

そんなわけで ほぼ16年ぶりに伯母さんちに到着。家は変わってないんだが さすがに回りの風景も記憶とはだいぶ違うような気がするぞ・・・(←実はあんまり覚えていなかったりして・・・)

今日は布団もあるし飯もタダだし、アイドリングで地球環境のことを気にせずパソコンも使えるから随分と気が楽だな~♪
今までなかなか出来なかったウィルスバスターのアップデートやら ディスクデフラグなどを行い、ゆっくりHPでも書こうかな~、なんて思っていたんだが 日曜洋画劇場で「トリック劇場版」などを放送することを知ってしまい、結局 普段は寝ているはずの11時過ぎまでTVに釘付け・・・HPも片付かずに睡眠活動に入ってしまったぞ。やれやれだ。

さて、明日はこの親戚の家を拠点にして 京都の寺社めぐりをする予定だ。

めぼしい所を全部回るのは物理的にも金銭的にも時間的にも不可能だから やっぱ何処に行くかあらかじめ目星をつけとかないとなあ・・・(とか思いながらもそのまま寝ちゃったし、次の日は遅く起きたんで何も考えずに出発してしまうんだがな・・・)



今日の一枚・・・
高野山の夢見展望台から見た琵琶湖。

走行距離200K
出費金額パン・お茶・その他・・・527円
ガリバー青少年旅行村駐車場・・・400円
鴨葱うどん・・・700円
フィルム3本パック・・・731円
比叡山ドライブウェイ・・・1620円
比叡山参拝料・・・850円
計・4828円

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