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2017年6月21日

(再録・日本一周記030)2003/08/04・能登半島を駆け抜ける!

(第30日目)福井県三国町~石川県加賀市~金沢市~富来町~門前町~輪島市~珠洲市~内浦町~穴水町~中島町


朝5時起床・・・ここの休憩ベンチは屋根の下にあって 夜露がしのげるんで久しぶりに足を伸ばして眠ることができたんだが 固いベンチで寝るときは注意しないと枕にした腕がおかしくなってしまうな・・・

目覚めと同時に野菜ジュースをぐぃっと飲み干し、HPの更新をしたあと8時半に「道の駅・三国町」を出発。もうすでに全く未知の領域に入っているんで どこの県にどういうポイントがあるかよくわからんのだが のんびり進んでいると今後の予定も微妙に狂ってくるからな。できるだけ早めに進まないと・・・コンビニで篠山紀信の「アカルイハダカ」なんて写真集を立ち読みしている場合ではないな。

今日の予定は能登半島なんだが その前にやはり「石川県」といえば「兼六園」を思い浮かべてしまうのぅ・・・。

ホントは石川の中心都市にあって かつ夏休みで人も多そうな「兼六園」は しょせんタダの庭なんで余り興味も無いんだが やはり「石川県に観光に行った」と言って「兼六園ははずした」などと言おうものなら 「何しに行ったんだ?」と言われてしまう危険性があるのも事実・・・

ま、今回の旅行ではデジカメのほかに普通のカメラを持ってきているんだが これは親に土産話として見せるためのアイテムなんで そういうマトモな観光地でマトモな写真を作っておくことも数枚は必要なわけだ。てなわけで とりあえず金沢市にGO!



9時すぎについに石川県に侵攻。加賀温泉駅のうしろに立っている怪しげな巨大大仏に気をとられながらも国道8号を延々と北上する。

国道8号は街中を走る 風景に何の変化も無いバイパス道路なんで 途中でものすごい睡魔が・・・適当な歌を車の中でひとり叫んで眠気と戦いながら なんとか兼六園に到着~~♪
特に説明の必要もあるまい。「兼六園」だ。

まあ 広い公園ではあるんだが なかでもこの池と橋と灯篭が一度に見えるポイントが一番人気らしい。
常に橋の上に記念写真を撮る人がポーズをつけて立っているんで わしのようにひとりで風景だけ撮るような男はなかなかシャッターチャンスがつかめないぞ。

かわいい女子大生でも立ってくれたら 素知らぬフリをしてシャッターを下ろすんだが こーゆー時に限って(以下 自粛)

ちなみにここ兼六園の名物は「あんころ餅」なんだそうな。このときすでに12時に近く どうせすぐ飯にするんだから、と 節約のために我慢してしまった。
でも後で やっぱあの時食っておけば良かった、と 猛烈に後悔することに・・・


画像は兼六園のすぐとなりにあった城址公園石川門といわれる入り口から先に進もうとすると入場料を取られるんで ここはあっさり却下。

金沢を後にして 能登半島に突入。本当は半島の付け根にある「道の駅・高松」でランチを取る予定だったんだが この道の駅はどうやら有料道路のなかにあるものと判明。

「道の駅」に行くために有料道路に乗るのは何か釈然としないのう・・・何か食堂でもあればいいんだが どうも最近 食事に関してはハズレばかりなんで しらない店に入るのが怖くて。

とりあえず次のポイント、「能登金剛」に行って そこの売店でなにか面白いものでもあれば食うとしよう。
能登半島はそれ自体が国定公園なんだが 特に西側の海岸線は海食による奇岩が多く 韓国の金剛海岸になぞって「能登金剛」と呼ばれているポイントがあるのだ。

いろいろ見所はあるんだが 左の写真は「関野鼻」から見た「ヤセの断崖」。このあたりは松本清張のエ・・・いや、「ゼロの焦点」の舞台となったところらしく 清張氏の歌碑なんかもあったな。

ちなみに「能登金剛随一の絶景」とかいう「巌門」とやらは遊覧船に乗らないと見れないらしいんでパス。まあ どうやら侵食によってできた岩穴を船でくぐる、という趣向らしいが・・・日本海側はそんなのが多いな。

「巌門」のレストハウスで何か食おうと思ったんだが この辺でマトモな食べ物と言えばやはり名物のカニを使った「カニラーメン」とか「カニ定食」とか・・・

だからわしはアレルギーでカニがダメなんだって!



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15時・・・そろそろ腹が減ってフラフラになってきたぞ。空腹を誤魔化すためにお茶ばかり飲んでいるんだが このあたりはコンビニはないし食堂は昼休みでどこも閉まっているし 財布の中は万札しかなくて自販機も使えないし・・・

そうこうしているうちに「道の駅・とぎ海街道」とやらを発見。わしの地図には載ってないんで ここ最近にできたんだろうな。
とりあえず何か食うものを、と思ったんだが 名物の「さざえ飯」は売り切れ御免で 食えるのは名物のカニを使った蕎麦とかウドンとか・・・

(゚ーÅ) ホロリ

まあ しょうがないんで この「とぎ海街道」なる道の駅の施設を散策してきたんで少しご紹介しよう。
これがこの「道の駅」の自慢のひとつ、海岸に向けて据え付けられている「世界一長いベンチ」だ。460メートルもあるんで これをもってすれば「一度に1300人以上の人が座って海に沈む夕日を眺めることが可能」という たいへん画期的な代物だな。

・・・ま、「先に考えた人の勝ち」という良い例だ。
「♪は~ははきまし~た きょうもきぃたぁ~♪」

で、おなじみの「岸壁の母の歌碑」。あの歌はここが舞台だったんだなあ・・

これは実在の人で「岸壁の母」のモデルとなった ナントカと言う人の愛をたたえて建てられたものなんだそうな。
わしももう何年も「岸壁の母」の歌を耳にしなくなったから きょうびの若い人は知らないかもな・・・
ネーミングを聞いて わしが大変興味を持ってしまった「さかなのいない水族館」
実態は「最新のハイテクで魚の生態を観察できる水族館」というものらしい・・・
・・・・ああ、そう・・・

映像で魚を見るために入場料を取るのもなあ・・・海が側にあるんだから わしはてっきり貝とかイソギンチャクとかカニとか 魚以外の海生生物を集めた施設と思ったぞ。
もう いいかげん腹もすいて来たし 次の道の駅「ポケットパーク千枚田」の飲食コーナーは5時に閉店になると言うんで先を急がなければ・・・もう夕食と昼飯が一緒でもおかしくない時間だからな。

暑くて喉も渇いてきたんで「いっそのこと どこぞの海水浴場で万札を崩して せめてジュースでも買ってやろうか」と、思ったとき このような看板が目に飛び込んできたのだった。



・・・むぅ・・・名水100選なるものが こんなところにあったとは・・・
この旅の趣旨から行っても なんの変哲も無いお茶やジュースを飲むよりは 少し遠回りになろうとも こういう水を汲みに行ったほうがネタになるな・・・

この看板から山道を約3キロ延々と走らせると その名水は確かに存在したぞ。
そんなことにガソリン代を使うくらいなら その辺でエビアンでも買ったほうが安くつくんではないか?なんていう野暮なツッコミはココでは御法度だ。
これが能登の門前町にある「日本名水100選」、「古和秀水」だ。とりあえずは「長寿」とか「健康」なんていう よくあるご利益があるらしい・・・この時も車でポリタンクを10個近く持参して汲みにきた老夫婦がいたが 山奥なんで結構すいているみたいだぞ。

ちなみにこの水は生での飲用は不可らしい。
日本100名水なのに・・・せっかくはるばる山を走らせてやってきたのに・・・
と、思ったら 横にちゃんとこの名水を飲用にアレンジして供給する水汲場があったぞ。
竜の口からちょろちょろと水がでているんで ここぞとばかり汲みまくりだ。ようやく密かに車の中に忍ばせておいた魔法瓶が本格的に役に立ったな。

後ろの小屋では中から何やら機械音がグォングォンと響いていたが・・・ 「もしや?」と気になって念のために周りを調べてみたが クルクル回るメーターのようなものは無かったぞ。 
恐らく殺菌のための設備なんだろうな。(あたりまえか)

午後5時、「道の駅・ポケットパーク千枚田」に到着・・・予想通り飲食コーナーは少し早めに閉店していたぞ。う~ん、さすがに水とお茶と持病のクスリしか口にしてないんで これは本格的に腹が減ってきたな。



ちなみにこれがココの名所の「千枚田」という棚田だ。「棚田」はやっぱり全国にあちこちあるんだが 海に向かった傾斜面にこれだけの田んぼがあると圧巻だなあ。

でも よくある棚田みたいに規則正しい田んぼじゃなくて 小さいやつはどうみても畳半分の面積もないような田んぼもあるんだが・・・そこまでして田んぼを作らなくてもいいような気がするなあ・・・

あ、ちなみに「ポケットパーク」というのは このあたりにある「規模は小さいけど ちょこっと休憩できるスペース」という 道路沿いに点在している休憩施設だ。ここは道の駅と合体しているみたいだが 「規模の小さいパーキングエリア」という位置付けみたいだな。



すっかり日も傾いてきたが ここまで来たら夜を過ごす設備のある次の道の駅まで行かざるを得ないだろう。

半島の先っぽ、禄剛崎まで行きたいんだが その前に曽々木海岸で給油を。(出光、35.2L 3954円)

どうでもいいが 半島の端っこの僻地で おまけに夏場の海水浴場のガソリンスタンドということもあって ガソリン代が高いな・・・半島の付け根の高松町あたりで見た単価と10円近く違うぞ。
ま、ここで入れておかないと この先 どこで給油できるかわかんないしな・・・

ふと気が付くと ガソリンスタンドの前に見慣れないチェーンのコンビニがあるのを発見。
うう、ようやく何か食えるな・・・弁当でもパンでもなんでもいいから腹に入れないと目が回りそうだ。

・・・おや?店の前に何やら見慣れた会社のマークをつけたサービスカーが止まっているな・・・何か嫌な予感が・・・

(T-T) 弁当用の冷蔵庫が故障したということで なにも在庫がありませんでした・・・そのせいかどうかは知らないけどパンも売り切れとは・・・
まったく このクソ暑いのに壊れるとは どこの会社の冷蔵庫じゃ!



やりきれない怒りを言うにいえなくて(理由は不明) 漆器と朝市で有名な輪島を通り抜け 珠洲市に。

禄剛崎は弁当を買いそびれた最後のコンビニから約16キロ先に進んだところにあったが 岬の灯台は誰もいない山の遊歩道を15分ばかり登ったところにあるらしいんで 空腹のため今回はリタイア。

そのまま半島をグルッとまわり 今日は中島町というところにある「道の駅なかじまロマン峠」を根城とすることに決める。



日が暮れて誰もいなくなった内浦町の「恋路海岸」。今の季節なら昼間はアベックでいっぱいになっていることは容易に予想されるな。

恋か・・・・ふぅ。(なぜかため息・・・)

夜8時過ぎ 穴水町というところで ようやくマトモなコンビニを発見。前のコンビニから実に100キロ以上も国道沿いにコンビニがなかったな・・・九州や四国みたいな山の中ならわかるが 能登半島の国道も市街地から外れて伸びているパターンが多いのかな?

とりあえず今日の飯にもありついたし 能登半島の残りのスポットは明日、それから富山にGOだ。

・・・・明日は何か少しいいものを食おうっと。 そのまえに明日はどこか温泉を探そう・・・・



今日の一枚・・・
国道トンネルの上を流れる輪島市の「垂水の滝」

走行距離358K
出費金額目覚めの野菜ジュース・・・120円
お茶・その他・・・642円
兼六園入場料・・・300円
金沢市駐車場・・・600円
ガソリン給油(35.2L)・・・3954円
(夕食として)弁当とお茶・・・609円
計・6225円

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