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2014年7月7日

【備忘録】大分県の温泉 4

過去のブログ、サイトで紹介した温泉で ブログの記事と言うより個人的な記録として。

データが数年前のものもあるため施設によっては廃業や改装、料金等の変更の可能性があります。

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  • 湯坪温泉・ふだんぎの湯
    玖珠郡九重町湯坪890



    ※「ふだん着の湯」は民宿が併設している立ち寄りの貸切露天風呂。 湯坪温泉の中でもテレビなどで紹介される率が高いらしく 知る人ぞ知る存在となっているらしい。



    立ち上がると田んぼやあぜ道から丸見えになりそうな のどかな田園風景が広がるロケーションで、浴槽は7~8名は余裕で入れる大きさだが 脱衣所が狭く 洗い場は実質無いんで 数名が限度か。
    やや硫黄臭がする無色透明の綺麗な自家源泉が直に注がれ、湯舟の底の方は白い湯の花が大量に沈殿している。 普段は結構アツアツの温度だという話だが、この日は猛烈な雨のため かなりヌルめで、いくらでも長湯が楽しめそうな感じだったな。


  • 湯坪温泉・河原湯 / なるほどの湯
    玖珠郡九重町湯坪



    河原湯は湯坪温泉の共同湯で 清掃中じゃなければ24時間、いつでも入れるようだ。当然 受付などはなく賽銭箱に200円投入して勝手に入るシステム。
    ただし86度の源泉が掛け流しで湯舟に注がれている為 あまり人の来ない時間に入ろうとすると湯が熱湯のままの状態なんで 水道のホースを持って数分間 熱湯と格闘するハメになるし、そこまで時間に余裕のない場合は 隣の民営駐車場に払った200円を棒に振ることにもなりかねない危険をはらんでいるぞ・・・



    お湯は透明ながら湯の花が舞い 硫黄臭の漂う極上のものだが、なんせ熱湯なんで相当に水道水で希釈しないと入れないから 真の評価をするには少し難があることもまた事実かな・・・



    「なるほどの湯」は川の傍にある共同湯だが、想像以上の廃墟で 建物の前にロープが張られていて進入禁止になっていたぞ。 周囲の雑草の生え具合から休業してからそれなりの年月が経過している様子が伺われたが、雰囲気のあるロケーションだけに なんとか復活してもらいたいものよのぅ・・・




  • 川底温泉・蛍川荘
    玖珠郡九重町菅原1453



    ※川底温泉の歴史は古く、菅原道真が刺客から逃れるためにこの地に身を隠したときに開かれた、という伝説があるそうだから かれこれ1100年以上続いていることになるんだそうな。

    その川底温泉の一軒宿として知られているのが 今回やってきた蛍川荘。
    湯舟は3つに分かれていて 源泉に近い順に温度が高いのかと思ったが、底からもお湯がわいている感じもするから良く判らないな。 



    お湯は単純温泉で特に特徴のあるものではないが 柔らかく透き通っていてクセのないもの。温度も好みのものを選べるし ゆっくり入るには適していると思うぞ。 

    そしてお湯もさることながら歴史を感じさせる湯船のそこにはゴロゴロと大きな丸い石が置かれて まさに川からそのまま引き込んだような浴室のたたずまいが素晴らしい!


    なるほど「九重九湯」の一つに数えられるだけあって たいしたものじゃのぅ・・・(´ー`) 
    オススメじゃ!!



  • 九酔渓温泉・二匹の鬼
    玖珠郡九重町田野九酔渓947



    ※九重夢大吊橋の近く「九酔渓」の九十九折の坂の途中にある「九酔渓温泉」。隣接する「桂茶屋」で食事をすると露天風呂の入浴がタダになるシステム。

    お湯は炭酸水素塩泉ということで 湯舟には析出物のコーティングがまぶりつく 黄金色に輝く極上の一品。 源泉温度が50度と絶妙なために 加熱無し・加水無し・源泉かけ流しで堪能できる。 

    むぅ~、なんという贅沢ッ!!ただし炭酸の含有量はそれほど多くないようで 長湯温泉のような泡つきはほとんど感じることは出来ないが、まあ それを差し引いても十分入る価値はある温泉だ・・・と 日記には書いておこう。


    しかし これほどの景色の貸し切り小屋を格安で・・・食事をすれば無料で入れる、というのは さすが大分というか・・・素晴らしく かつ 羨ましい限りだな・・・(´ー`)



  • 龍門温泉・龍門滝乃湯
    玖珠郡九重町大字松木1765番地



    ※松木川上流の「滝すべり」の名所としても有名な名勝・龍門の滝の旅館。

    数名が入れる程度の岩風呂で 右の奥に源泉の流れてくる筒がある。湯舟の中央からもお湯が噴出しているが これは地下400Mから汲み上げた源泉をポンプで送り出しているものらしい。

    やや褐色かかったお湯はメタケイ酸を含む「美人の湯」で もちろん源泉かけ流し。

    源泉が適温なんで ややヌルめで 山口県あたりでは結構多いタイプの温泉なんで 特に目新しい感はないんだが、旅の最後や温泉巡りのシメとして 体をスッキリさせるには向いている優しいお湯だと思うぞ。


  • 寒の地獄温泉 寒の地獄旅館 霊泉/互久楽湯
    玖珠郡九重町飯田高原



    この寒の地獄温泉の冷泉は13~14度(!)。 

    普通の温泉施設でサウナの横なんかに設置している「水風呂」でも わしの経験からだいたい20度前後だと思う。ハッキリ言って13度というのは普通に入れば心臓麻痺を起こしてもおかしくない温度だと思うぞ・・・



    その源泉に直に入って体を冷やすことがココの推奨する湯治の作法なんだが、その入浴法ゆえに冷泉入浴は7月~9月の期間限定となっている。

    初めての湯治の場合、女将さんから入浴の作法についてレクチャーがあるんだが、それによると余りの成分の濃さに皮膚にジンジンと痛みを覚えるんだが、3分も我慢すれば馴れて痛みは感じなくなるそうな。



    それから5~20分くらい我慢して肩まで冷水に浸かり、その後はストーブの置いてある暖房室で温泉成分を体に付けたまま乾燥させる・・・というのを何度も繰り返すのが効果的だということじゃ。
    ちなみにココは混浴で水着着用が義務付けられているぞ。



    夏季以外は霊泉が加熱された内風呂「互久楽湯」が提供される。

    熱交換で温められたお湯が張られているメインと 冷泉を少しだけ加熱している水風呂の2つがある。この2つの浴槽を行き来して温度差による刺激を受けることが入浴の奥義となっているようじゃ。


  • 馬子草温泉・きづな
    玖珠郡九重町大字田野1666-124



    ※もともと電気工事会社の研修施設だったが 平成12年に立ち寄り湯可能な民宿として一般観光客にも開放されるようになったんだとか。



    ここのウリはやはり九重連山が遠目に拝める この露天風呂なんだが、内湯のほうも雰囲気はなかなか。



    筌の口温泉のように黄土色に濁った 典型的な炭酸水素塩泉なんだが、筌の口と比べると湯は柔らかい感じかな?PHも少し高めでキシキシ感は少なく肌にやさしい。


  • 水分温泉・温泉民宿水分
    玖珠郡九重町野上3735-2



    九重から湯布院に向かう国道210号を走っていると、何も無い山道の峠のあたりで 民宿兼ドライブインの目立つ建物を発見ッ!

    この「水分茶屋」こそ水分温泉の一軒宿だったりする。このドライブインで食事をすれば温泉は入湯税のみで入ることが出来るぞ。



    すぐ傍で噴煙を出している八郎地獄の迫力から もう少し硫黄の臭いのきついものを想像していたが、お湯は意外とサラッとしていて無色無臭のクセのないもの。これでPHが3.1というのが信じられないが、酸性の強さゆえか あるいは鉄分が多いのか 湯舟の底は赤く着色されているぞ。

    成分の割に特徴はないお湯だが雰囲気はなかなかだし、何よりマイナーっぽくて混まずにゆったりできるのが素晴らしい、穴場的存在だと思うぞ。
    オススメじゃ!


  • 高崎山温泉 おさるの湯
    由布市狭間町高崎628-1



    サル山で有名な高崎山の裏手にあって 最近じわじわと人気になっている温泉施設。

    場所からして既に「秘湯」と呼ぶにふさわしいんだが、ルート中に道端に掲げられている幟があるから迷わずに行けるものの、たぶん目印とカーナビが無ければジモティ以外はたどり着けないと思うぞ・・・

    山の中腹から見下ろすなかなかの景観。洗い場にはシャンプーやシャワーなど普通に入浴できる装備となっているぞ。



    もちろん露天から観る景色も素晴らしいが、この温泉の何が素晴らしいかと言えば もちろん源泉掛け流しで加水・加熱・循環などの一切無いお湯に尽きる。

    泉質は単純アルカリ泉で PHもそんなに突出した数値でもないし山口県あたりのアルカリ泉に比べると随分とやわらかい感じだが、何と言っても見た目のインパクトが凄い。

    まるで紅茶の中に入っているかのごとく薄褐色で ほんのりモール臭の漂う実に素晴らしいものだ。


  • 深耶馬溪温泉・折戸温泉
    中津市耶馬溪町大字深耶馬2142-1



    ※右にある小奇麗な建物は折戸温泉の宿泊施設、「つきのほたる」。 
    折戸温泉の共同浴場とは見た目が違うんで別資本の温泉施設かな?と思ったんだが、ここの宿泊者は道路を挟んだ共同浴場を無料で利用するシステムらしい。



    6畳くらいの浴室には数人が入れる程度の浴槽がひとつと 洗い場にカランがある程度。

    お湯は薄く黄金色に染まったモール泉で 耶馬溪周辺の特徴的な泉質らしいが 肌にはしっとりスベスベ感が感じられ やや鉱物臭のする絶品。 

    これが45℃というちょうど良い塩梅で ポンプによってボコッ!ボコッ!という音と共に浴槽に注がれている。(近年は湧出量が減ってきたんで自然の力だけでは量が足りないらしい・・・)
    もちろん源泉賭け流しじゃ。



    なるほど 良いお湯には間違いないし、これを求めて県内外からマニアがやってくる、というのも判るわ・・(・∀・)


  • 耶馬溪温泉・若山温泉
    中津市耶馬溪町耶馬渓3263



    ※若山温泉には内湯と露天があって、露天風呂は男女別の更衣室があるものの湯舟は一つ。つまり完全な混浴露天風呂。

    お湯は単純泉ということで特に特徴はないが、肌に若干のツルツル感がある柔らかいもの。

    露天ともども自家源泉で たぶんポンプ揚水だと思うが当然掛け流しで使われている。
    シャンプーなどの装備はチェックするのを忘れたが、露天の方は当然、石鹸の類は無い。

    まあ、こういう雰囲気の温泉だし、排水はそのまま川に流れていてもおかしくないから ガッツリ体を洗いたい人は近くに大きなレジャースパっぽい施設があったんで そちらを利用するのが良かろうな


  • 西谷温泉
    中津市本耶馬溪町西谷1448



    ※西谷温泉は道の駅の簡易版というか、「里の駅」という位置づけで温泉をはじめスポーツ施設、地域特産品の販売、食堂などができる施設となっている。

    内湯はヒノキ風呂と岩風呂の2種類を男女日替わりで提供しているらしい。露天は無いが窓を大きく取った明るい施設で 長閑な風景も眺められるぞ。

    ここのお湯は地下950Mから汲み上げたものらしいが 最大の特徴はヌルヌル感が味わえるアルカリ性の美人湯ということ。
    「ぬめり気を感じる」というのが売り文句のようだが、長門湯本や俵山など 全国屈指レベルのアルカリ泉エリアの山口県北部に住んでいると そこまで感動がないのも確かかな・・・

    ただ九州ではこのレベルのツルツルアルカリ湯は珍しいし やはりいいお湯には間違いないと思うぞ。



  • 夜明薬湯温泉
    日田市高井町長谷714-3



    ※福岡県と大分県の境に近い日田市・夜明大橋の傍に佇む立ち寄り温泉施設。

    大浴槽の奥に源泉の湧き口があって そこから新鮮なお湯が流れ落ちている。 柄杓なんかも置いてあるから その場で飲用も出来るんだが、やや炭酸の金気臭のあるもの。鮮度は高く この源泉付近では若干の泡つきが確認できるし 大浴槽への注ぎ口付近は湯の白濁があり周囲は成分で茶色く変色している。

    入れば誰でもすぐ判るが 細かな泡と温泉成分で肌がツルツルになる 実に素晴らしいお湯じゃ。 
    九州には炭酸成分、ミネラル成分、硫黄成分のキツイ温泉は山ほどあるが しっかり成分が感じられてこれほど上品な印象を持つお湯ってのは そうそう無いと思う。 




    予想外といえば失礼だがこれほどのお湯とは思ってなかったんで 正直 入ってすぐに「おぉ!」と声に出して感動したぞ。こんな感想をもった温泉は人吉の華まき温泉以来じゃなかろうか?

    確かに素晴らしいお湯で薬効も高そうだが、ここが「薬湯温泉」と名乗っているのは 温泉のことじゃなくて、大浴槽の隣に2,3人が入れるくらいの小さい薬湯浴槽があることに由来する。

    ただし、イマドキのスーパー銭湯のような気の効いたアミューズメント設備などないから あくまでも「レジャー」ではなく「湯治」だと覚悟してくるべし。小さいお子様や若者グループには少し不向きな施設だということは言っておこう。 


  • 玖珠温泉・北乃園温泉
    玖珠郡玖珠町大字大隈字小坪231-1



    ※国道から消防署前のラーメン屋の狭い路地を入っていくと 集合アパートの駐車場奥に倉庫のような小屋がポツンとあるんだが、これが「北乃園温泉」。

    なんでもオーナーさんが退職金を温泉掘削資金に当てて見事掘り当てた一品で 元々はジモティ専用で一般開放はされてなかったが 口コミで評判になり、ご好意で200円という格安の料金で一般開放されることになったんだとか。

    受付は無人で 料金箱に200円を投入して勝手に入るシステム。
    入った目の前に防犯カメラのモニターがどどんと待ち構えているのには少々ビビッたが、たぶんこうでもしないと無銭入浴する輩がいるんだろうな・・・



    肝心のお湯なんだが、薄い琥珀色のモール泉で入浴するとツルツル感の味わえる奥の深い一品。 

    飲用も可能なやや塩味・薬味のある新鮮な湯が掛け流しで使われている。湯量で温度調整をしているようで 蛇口に触るのは御法度だが、実に良い塩梅の温度で のんびりと堪能させて頂いたぞ♪

    いや、これは思っていた以上に上品で上質なお湯だな・・・こんなものを掘り当てる事ができたら温泉好き冥利に尽きるだろうなあ・・・


    道の駅やよい・やよいの湯(死海の湯)
    佐伯市弥生上小倉898-1

    ※国道10号沿いにある道の駅併設の入浴施設。

    見た目はよくあるレジャースパなんだが そこは温泉大国の大分県なんで よほどの泉質なんだろう、と思われる方もいるかと思うが・・・実はこのあたりには温泉は湧出しておらず この施設のお湯は基本  水道水を沸かした白湯だったりする。

    では何故わざわざこの施設を狙っていたかというと・・・
    実はココの浴室は洋風と和風が奇数日・偶数日で男女入れ替え制になっているんだが 洋風風呂(偶数日・男性 / 奇数日・女性)のなかの1つに「死海の湯」なる浴槽があって 何を隠そう 今回の目的はその「死海の湯」に尽きるわけだ。

    洋風風呂の施設としてはメインの大浴槽(バイブラ付き)と寝湯スペースのある露天風呂、遠赤外線サウナ。
    さらに北海道の二股温泉から取り寄せた湯の華が投入されている人工温泉の「カルシウム温泉」と 目玉の「死海の湯」・・・という 500円にしては充分過ぎるほどの充実設備じゃ。もちろんシャンプー、シャワーなどのアメニティもバッチリ。

    問題の「死海の湯」はイスラエルの本家「死海」から取り寄せた塩を投入し、塩化マグネシウム、塩化ナトリウムなどのミネラルをどっさり含んだ 実に海水の10倍という濃度を再現させたもの。
    入ってみると確かにケツがなかなか浴槽の底に着かずに体がふわりと浮いてしまう。 

    浮き袋なんかを使った浮き方とは違って体全体が浮力を持つから あたかも宇宙遊泳をしているかのような不思議な感覚が味わえるんで しばらくは感動してニヤニヤ笑いながら入っていたぞ。

    ただし、強力な浸透圧の差によって体の水分が外に出てしまうから長湯は出来ない、という理由らしいが それ以前に強度の海水濃度で5分くらいでデリケートゾーンなどの粘膜系がピリピリと刺激を受けるのじゃ。 
    髭剃りの後に入ると顔の下半分が膨れ上がるくらいの痛みを感じるし 目に入るとたぶん悶絶してしまうんじゃなかろうか? 

    てなわけでこの「やよいの湯」、特に死海の湯は話のネタに一度は入ってみることをオススメしておこうッ!

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